無関心女の頭上に星は輝く



「へぇー、がんばってね!じゃぁさ、星可はさ、空君に告白しないの?」


探るような口振り。


それにあたしは力なく首を横に振る。


「好きな人いるんだって。綺麗でやさしい人らしいよ」


だからあたしは見てるだけでいい。


今のこの距離が一番いいのかもしれないから。



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