無関心女の頭上に星は輝く



「実は知ってたんだ。告白してきたやつに好きな人いるからごめんって断ってたの」



初めて聞いた。

そんなこと。



「だから俺ちょっとショックだった。それを言ってた奴を俺は見下してたから」


恥ずかしそうに頭を掻く。


「それはお前があの人の外見だけ見て告白したからだろって……」



俺は違うっていう自信があった。



「俺は優しい君に惚れたんだ」




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