スカイブルーな僕ら



「自然と変わって、
 いつか逢った時に別人の一真
 だッたらワタシ嫌だもんね、」






ワタシ、今の一真がすごく好きだよ







夕日が照らす中で
最後の言葉だけ
頼りない
掃除機ですぐ吸い取られてしまいそうな
声でワタシは言った






今の言葉聞き取れた?
胸にひッかかッて
喉に食べ物が詰まった気持ちがね
今少しとれた気分






一真、





少し視線を横に投げれば
一真は仰向けから
普通に座ってる体勢に変わってた




いつの間に?




「だよな、無理に変わるのは
 逆にかッこ悪りぃよな」




...最後のトコ聞こえてなかッたッてコトか




「そうだよ、ね?」


鼻ツンッして少し涙をこらえるカタチで
ワタシはうつむきながら
無邪気な笑顔でいる一真にそう言った






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