恋愛ゲーム


注文した料理が次々と運ばれてくる。


それまで笑いながら話していた彼女たちは、

やはり“気が利く女”を再びアピールし始めた。

私はまだまだ動く必要なし。




私の前に座っている男…

まずは軽い世間話から。

私はここで
清楚なイメージは残したままで大人しいイメージだけを崩していく。


大人しいイメージということは、きっと話しかけずらいハズ。

けれど気さくに話し冗談も言う。

たまに、おとぼけキャラを出せば
男は突っ込みを入れ、そこにのっかる。

そうすれば意外に

“ノリがよく面白い子”

と映る。



ここで男に与える『意外』は第一印象の私の壁を一つ崩すことになる。
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