恋愛ゲーム
フェードイン
駒が決定したところで、
一軒目を後にして二次会のカラオケボックスまで歩いて移動。
その中でみんなの後ろをついて歩く男、
明智春馬。
そんな彼に近づく為、みんなより歩幅を緩めて彼の隣をさり気なくキープ。
さぁ、ゲーム開始!!
まずは無難な世間話から。
「皆さん同じ会社の方なんですよね?」
「あぁ、そうだよ」
「皆さん仲良しなんですね?」
私は彼を見上げる。
ここで会話を自分のペースに持ち込むために、
語尾には“ですか?”ではなく
“ですね?”を使用。
この聞き方だと何となく相手を納得させてしまうから、答えは私の想定範囲内。
その上、会話の主導権も私のものになりやすい。
っていうか、
是が非でも私のペースに持ってくんだけどね。
でも、ここで意外な答えを返されて、
次の瞬間に沈黙…
下手したら会話終〜了。
な〜んてことになったら
アラ大変!
“私のプランは?”
なんてことにならないように
初めは肝心肝心。