恋愛ゲーム


私はこのバカ男に愛想笑いはするものの、顔を見て話すのは彼だけ。

ちょっぴり“来るなよ”オーラを出すが


あぁ、

こいつ空気が読めないんだった…



でもでも、こういう邪魔が入って来た時の男の対応…

私をどう見ているのか目安になるんだよね。




使えないと思っていた男でも
役立つ時はあったんだな。

ありがと
噛ませ犬クン。


君は噛ませ犬に昇格決定!!




そして私は彼の様子をちょっぴり観察。


会話に入ろうとする噛ませ犬クン。




彼の反応は…



出てます出てます

“邪魔だよ”オーラ。


しかも、あからさまに。


やっぱ、素直な真面目クン?



笑いたいよ〜

突っ込みたいよ〜


でも、ここはグッと我慢。



私と彼は強引に会話を進めて
噛ませ犬クンを入れない。


これぞ意思疎通!



そして会話に加われなかった噛ませ犬クンは…


さすがにそこは空気が読めたみたいで自ら去る。

そりゃそうでしょ。

もしもここでも引き下がらなかったら、

宇宙の果てまで蹴飛ばして
チリになってしまえ!




まぁ、ここまでは私の思い通り。


順調順調。
< 20 / 150 >

この作品をシェア

pagetop