恋愛ゲーム
そこへ、トイレから戻ってきたと思われる男が私の隣に腰を降ろす。
おぉ、君は幹事クン。
私は彼と幹事クンに挟まれる形で座っている。
彼と二人の世界が出来つつあるところ…
でも、丁度いいかも!?
なんてナイスなタイミング。
さっすが幹事クン!!
あなたいい仕事してますよ。
私は幹事クンの飲み物をその男の前に移動させた。
「佐伯さんも楽しんでる?」
私への気遣いを見せてくれるアナタは素敵ですよ。
「おかげさまで楽しい時間を満喫してます」
体は彼の方に少し残したままで
幹事クンに笑顔で答えた。
とても誠実そうな幹事クンとは、
ミナ絡みの話が多くなる。
勿論、ここはミナを立てて
ワザとらしくもオーバーでもなく誉めまくる。
本当に良い奴だなぁ…
幹事クン、君がミナの知り合いじゃなきゃゲームの駒にしてあげるんだけどね。
残念!!