ねぇ...
「あ、ありがと。」
私はびっくりした。
だって、こんな私に話しかけてくれるなんて
思ってなかったから。
「ひどいよね〜、女の子に
手上げるなんて。」
「私はなんてことないよ。」
女の子は可愛かった。
女の私から見ても。
「私、秦野 紗柚!
紗柚って呼んで?」
紗柚は、茶髪の巻き髪に
パッチリした目をしてて
お姫様みたいだった。
「黒田 瑠威。
瑠威でいいよ。」
「瑠威!さっき超か
かっこよかった〜
男子に言い返せる子って
ほんとに憧れる!」
「... そうかな?」
そんな話をしていると
クラスメートの女の子達が
集まってきた。