ねぇ...

「仁藤先輩、私の何を
知ってんだよ。」

イライラしてしまった。

「お前、男嫌いなんだろ?
いや、怖いのか。」

仁藤先輩は、笑みを
浮かべていた。

「私、帰る。」

私が歩き出すと

「おい、瑠威。」

まさかの呼び捨て?
気持ち悪。

「俺が、お前の男嫌い
直してやるよ。」

「勝手にほざいとけ。」

私はその場を立ち去った。

< 9 / 18 >

この作品をシェア

pagetop