上手くいかない恋愛

どんな顔をしていただろう。

なんて言ったらいいの?








「前に聞いたよね。
そしたら、カッコイイって思うせんぱいはいないって
言ったよね?」

「....はい.....」







目が逸らせない。
さくらせんぱいは、本気の目をしていたから。

だけど不思議と怖くなかった。
だって......

好きだもん。









「でも、紗月。
よく雄樹を見てるよ。」

「はい....」









宙は、いなかった。
いつのまにか、先生の隣に居て
わたし達をこっそりとみている。

不安そうな顔をして。










< 128 / 156 >

この作品をシェア

pagetop