かみひこうきに願う

第2章



それから2、3日たったある日のこと、いつものように登校すると下駄箱にあるはずの私の上履きがなくなっていた。


そろそろくるんぢゃないだろうかと思っていましたよ………。


多分隠したのは彼のファンかなにかだろうな…。


「はぁ。」

全くこんなことやってなんになるんだろう?


でもまた、古典的なものえらんだな…。

漫画みたい。


そんなことを考えていたら藍が話しかけてきた。

「どうしたの?上履き隠されたぁ!?最低だね!!どうせ竜介様のファンか元カノでしょ!?」


「元カノかぁ……。」

私はちょっとだけ不安になってしまった。

「竜介様も色んな女と遊びで付き合ってたからね…」

「遊びで付き合っていた…。」

その言葉を聞いて不安が少しずつ大きくなっていった。

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