かみひこうきに願う
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睦美憂へ
今日の放課後体育館の裏に来い。
来なかったらどうなるか覚えてろよ。
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という内容だった。
「うーん。どうよんでも脅迫だよね。」
藍は先にかえっていたので相談は出来ない。
かといって、藍がいても相談出来なかったような気がする。
竜介くんはいないよね。
辺りをキョロキョロ見渡したすると、こっちをじぃーっと見ていた。
「どうしたの?」
思わず声をかけてしまった。
「憂ちゃんが考え事していたから邪魔しちゃ悪いなって思って。」
ヤバイな悩んでたことバレてるっぽいな。
「もうすぐテストだなぁって考えてただけだよ。」
「ふぅーん。」
竜介くんはどこか納得のいかない返事をした。
「そうだ、今日用事が出来ちゃって一緒に帰れないんだゴメンネ―。」
「そっか用事ならしょうがないね。そのかわり、これから憂って呼ぶからな。」
「うん……。」
私はあまりにびっくりする提案に一瞬理解が出来なかった。
「俺のことも竜介って呼び捨てでよんでいいから。それぢゃぁ明日な憂。」
「バイバイ〜」