使い捨て親友童話
――――時は流れ、
――――あれから二ヶ月。
夢は可愛い女子高生になること、中学生のあなたたちは教室でいかに和気あいあい振る舞うかがキーです。
「ちょ、モギリン見てよ。眉描きすぎたんだけど」
「えー? 描きすぎたんだ?」
「だって太いもん。やばいよ、でも直す時間なくて」
「あー、直す時間なかったんだ。眉毛」
「うん。」
朝の会が始まる前、あなたはいつものように茂木凜と雑談をしていました。
相変わらずクラスは六つにわかれたままですが仲が悪い訳ではなく、けれどもあまり交流はないままでした。
もちろん体育の時や給食の班では話したり、プリクラを交換したりはしていましたけどね?
だってかけがえのないクラスメートですから。