使い捨て親友童話
お察しの通りあなたの性格は暗くもないが明るくもなく、恋愛面ではモテる訳でもモテない訳でもありませんから、
なんとなく目立つタイプのギャグ王子に想いを寄せる勇気がありませんでした。
ギャグ王子は女子を分類せず、皆にニコニコしていましたから、凄く内面が素敵な方だったのです。
「じゃあ勝手に」と、あなたの机を漁るギャグ王子に不満な態度をとりながら、実はあなたは幸せな気持ちで見ていました。
宿題を写したいなら男子でいいはずだし、頭の良くないあなたより他の女子に頼む方が良いに決まっています。
あなたを指名してくるギャグ王子、実は良い感じなのではないかと恋愛経験がないあなたは勘違いして自惚れたりなんかしていました。
夢見がちなんてチャーミングですね。
ちなみに、恋愛はうっかりミスの炸裂が偶然という奇跡となり運命となるんですって。