使い捨て親友童話

さて、あなたがブータレていた時です。

なんとオウム村娘ときたら、「おはよー治ったよー」と、また羽賀未来の発言を反復するのみでした。


せっかく雅やかな方からお言葉を頂いたのに、茂木凜ときたら失礼すぎます。

なぜ彼女ったら自分の話力のなさに気づかないのでしょう!

あなたは親友にイライラしていました。

どこか欠陥があるのではないかと疑いたくもなりました。



あなたの性格はどうなのかって? それは棚に上げておくのが普通です。

ですからあなたが意地悪や文句や我慢が足りないのではなく、

あっちに改善させてあげようとする優しいハートの持ち主なだけです。

まあ、揶揄の魔法に気づこうがスルーしましょう。
むしろ気づいてはいけません、なぜって今のあなたは純粋な中学生なのですからそういう大人みたいに小難しいことには疎くて普通です。

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