無口な若頭と心に傷を持つ少女
それから毎日

暴言 暴力

わたしが痛みを堪えている
姿をお母さんは嘲笑う

なんども タバコを

わたしの皮膚に押しあてる

悲鳴を聞いても
お母さんは嘲笑う。

それの繰り返しで
地獄のような日々で

私はいつしか
お母さんに怯えながら
部屋にこもっていた。

それからは毎日違う
男の人が

そして

お母さんは家に帰らなくなった。
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