有明先生と瑞穂さん
「こいつ最初は告られても断れなくていつも流されて付き合ってたんだよなー。まさに女とっかえひっかえ!」

「え・・・・・・」


ベシ!!といつもより強めに有明が加津佐の顔を叩いた。


「いつもより痛いれふ・・・」


加津佐はその場にうずくまる。


瑞穂は正直、あんまり聞きたくはなかったが有明がどういう恋愛をするのかが気になった。


「おまえいい加減にしないと・・・」

「で?!そのあとは?」

「瑞穂さん・・・?」

「ほーら晴ちゃんも聞きたいってよ!」


加津佐は得意気に瑞穂の肩を組んだ。


(近い!近い!)


「~~~~っ」


有明が頭を抱えた。


「最初のうちは断れずに付き合ってたけど段々ちゃんと断れるようになってさ。
もうとっかえひっかえはなかったんだけどその後彼女ができてもなんでかあんまり続かなくって、長くても半年くらいで別れちゃうんだよ」


「えっ・・・」


瑞穂が思わず有明をみると、有明は瑞穂の表情を見てまたがっくりとうなだれた。


(もし私と付き合ってもすぐ別れちゃうのかな・・・)
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