有明先生と瑞穂さん
「おい有明!話そらされたぞ!」

「いやほんとですよ~」

「・・・・・・」


有明は意気消沈している。

元々落ち着いた人ではあるが背後のオーラがなんだか暗い。



(ヤバ、加津佐さんいじるのも楽しいけどいつも余裕の先生が動揺するの見るのはもっと楽しいかも・・・)


瑞穂の中で何かが芽生えそうだった。



余裕の有明が動揺するのもそれだけ瑞穂を好きだから、ということなのだが今の瑞穂はそれに全く気づかないでいた。
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