有明先生と瑞穂さん
「は?何?どういうこと?」
布津一人がわからずに瑞穂と深江を交互に見た。
「どんまい、布津君。
晴ちゃんは恋人ポジションはどうでもいいみたいだけど友達ポジションは取られるのは嫌みたいよ」
「え!!・・・なんかそれって微妙じゃね?
・・・嬉しいけどさ」
「え~~ちょっと言わないでよ結ちゃぁ~ん。恥ずかしいじゃーん」
瑞穂は顔を手で覆い、ぴょんぴょん跳ねて恥ずかしがった。
「前にやった『布津くんに彼女ができちゃったんだけどどーするよ?!』作戦は間違いだったみたいね。
彼女じゃなくて『晴ちゃんよりも仲良しの大親友ができちゃったんだけどどーするよ?!』作戦にするべきだったと思うの」
「・・・お前・・・、よくそんな長い名前覚えてたな・・・。
つか更に長くなってんじゃねーか」
それでも内心「確かにそうだったかもしれない」と肩を落とす。
深江が笑いながら布津の腕を取って
「布津くーん♪晴ちゃんより結の方が仲良しだよねー?」
と瑞穂を挑発するようなことを言うと、瑞穂は不安そうな顔をしながら慌てて布津のもう片手を取った。
「えー・・・えー・・・ちょっと布津ー。私達は私達のままだよね?!大丈夫だよね?!」
「晴ちゃんは親友から『その他友人』に格下げです~」
「えー?!ちょっと布津ぅー。ふつぅうー!!」
「・・・・・・」
ハタから見れば女二人に取り合われて羨ましい状況である。
しかしどちらとて『友達』どまり。
嬉しいような・・・虚しいような・・・
嬉しそうに瑞穂をからかう深江と半分本気で不安になる瑞穂に手を引かれ、ものすごーく複雑な気持ちになる布津だった。
布津一人がわからずに瑞穂と深江を交互に見た。
「どんまい、布津君。
晴ちゃんは恋人ポジションはどうでもいいみたいだけど友達ポジションは取られるのは嫌みたいよ」
「え!!・・・なんかそれって微妙じゃね?
・・・嬉しいけどさ」
「え~~ちょっと言わないでよ結ちゃぁ~ん。恥ずかしいじゃーん」
瑞穂は顔を手で覆い、ぴょんぴょん跳ねて恥ずかしがった。
「前にやった『布津くんに彼女ができちゃったんだけどどーするよ?!』作戦は間違いだったみたいね。
彼女じゃなくて『晴ちゃんよりも仲良しの大親友ができちゃったんだけどどーするよ?!』作戦にするべきだったと思うの」
「・・・お前・・・、よくそんな長い名前覚えてたな・・・。
つか更に長くなってんじゃねーか」
それでも内心「確かにそうだったかもしれない」と肩を落とす。
深江が笑いながら布津の腕を取って
「布津くーん♪晴ちゃんより結の方が仲良しだよねー?」
と瑞穂を挑発するようなことを言うと、瑞穂は不安そうな顔をしながら慌てて布津のもう片手を取った。
「えー・・・えー・・・ちょっと布津ー。私達は私達のままだよね?!大丈夫だよね?!」
「晴ちゃんは親友から『その他友人』に格下げです~」
「えー?!ちょっと布津ぅー。ふつぅうー!!」
「・・・・・・」
ハタから見れば女二人に取り合われて羨ましい状況である。
しかしどちらとて『友達』どまり。
嬉しいような・・・虚しいような・・・
嬉しそうに瑞穂をからかう深江と半分本気で不安になる瑞穂に手を引かれ、ものすごーく複雑な気持ちになる布津だった。