有明先生と瑞穂さん
***
「親睦会ですか?」
『うん・・・今度の金曜になっちゃったんだ。
約束してたのにごめんね』
その日の夜、有明は瑞穂に電話で親睦会のことを伝えた。
「次の日休みだし、会えるんでしょ?大丈夫ですよ。
親睦会って楽しそうですね」
『・・・・・・俺はあんまり乗り気じゃないんだけど』
「あはは、有明先生こういうの好きじゃないですもんね」
『・・・・・・』
返事がないことに瑞穂は首をかしげる。
「先生?」
(瑞穂さんって妬いたりしないのかな・・・)
本当は少しだけ期待していたのかもしれない。
その分なんだか寂しい。
・・・・・・なんてことは言えず。
『いや・・・集まって飲んだりするのは嫌いじゃないんだけど、親しいわけじゃない人はね・・・』
「そうですよね。そうじゃないと加津佐さん達と付き合えないですもんね」
平和そうに笑う声。
(不必要な心配させることないか)
のん気な笑い声に有明はこっそり苦笑した。
『じゃあ土曜日は久々に出掛けよう』
「えっ!でも・・・」
『大丈夫だよ。少し遠いところに行こう』
瑞穂は嬉しくてつい口元が緩む。
「はい、楽しみにしてます」
電話が終わった直後、瑞穂は一件の受信メールに気づく。
「誰だろ・・・・・・あっ、有馬さんだ」
『送信者:有馬さん』
『金曜の夜開いてるー?
ウチバイト休みだから皆で遊ばない?』
なんともいいタイミング。
瑞穂はすぐにOKの返事を送信した。
「親睦会ですか?」
『うん・・・今度の金曜になっちゃったんだ。
約束してたのにごめんね』
その日の夜、有明は瑞穂に電話で親睦会のことを伝えた。
「次の日休みだし、会えるんでしょ?大丈夫ですよ。
親睦会って楽しそうですね」
『・・・・・・俺はあんまり乗り気じゃないんだけど』
「あはは、有明先生こういうの好きじゃないですもんね」
『・・・・・・』
返事がないことに瑞穂は首をかしげる。
「先生?」
(瑞穂さんって妬いたりしないのかな・・・)
本当は少しだけ期待していたのかもしれない。
その分なんだか寂しい。
・・・・・・なんてことは言えず。
『いや・・・集まって飲んだりするのは嫌いじゃないんだけど、親しいわけじゃない人はね・・・』
「そうですよね。そうじゃないと加津佐さん達と付き合えないですもんね」
平和そうに笑う声。
(不必要な心配させることないか)
のん気な笑い声に有明はこっそり苦笑した。
『じゃあ土曜日は久々に出掛けよう』
「えっ!でも・・・」
『大丈夫だよ。少し遠いところに行こう』
瑞穂は嬉しくてつい口元が緩む。
「はい、楽しみにしてます」
電話が終わった直後、瑞穂は一件の受信メールに気づく。
「誰だろ・・・・・・あっ、有馬さんだ」
『送信者:有馬さん』
『金曜の夜開いてるー?
ウチバイト休みだから皆で遊ばない?』
なんともいいタイミング。
瑞穂はすぐにOKの返事を送信した。