有明先生と瑞穂さん
有明が聞くと二人は嫌そうな顔をして、何か考え事をするように頭を捻りだした。
「う~~~~ん・・・」
「うーんじゃなくて」
すると小浜が思いついたように顔をあげた。
「そうだ!有明先生のおうちに行ってみたいです!
・・・ダメですか?」
小浜はまた腕にしがみつき上目遣いで首をかしげた。
「ダメに決まってます」
それを有明はすっぱりと断る。
小浜はガクリと肩を落としたがここで口之津にスイッチが入った。
「俺も有明先生のウチに行ってみたいでーーす!!」
駅で「ハイハイハーイ!」と手を上げて大声で騒ぐ。
有明は慌てて周りの目を気にしながら口之津を静止した。
「駄目です!・・・あまり人を家に招くのは好きじゃないんです」
「いーいじゃないっスかぁあ!!それとも何スか?!
見られちゃヤバいモンでもあるんスか?!」
「そういうのじゃなくて・・・」
「私も行きたいですぅううーー!!」
有明にしがみつく口之津。
なぜか顔を抑えて泣き崩れるようにしゃがみこむ小浜。
ハタから見たらものすごい光景だ。
「~~~~~っ・・・
わかりました!!
わかりましたから!!
大人しくしてください!!」
―――しまった。
そう思ったときにはすでに遅く、口之津と小浜は顔を見合わせて喜んだ。
「ッキャーー!!」
「よっしゃーー!!」
「いいから静かに・・・ああもう・・・」
はしゃぐ二人を置いて重い足取りで同じ切符を3枚買いに行く有明だった。
「う~~~~ん・・・」
「うーんじゃなくて」
すると小浜が思いついたように顔をあげた。
「そうだ!有明先生のおうちに行ってみたいです!
・・・ダメですか?」
小浜はまた腕にしがみつき上目遣いで首をかしげた。
「ダメに決まってます」
それを有明はすっぱりと断る。
小浜はガクリと肩を落としたがここで口之津にスイッチが入った。
「俺も有明先生のウチに行ってみたいでーーす!!」
駅で「ハイハイハーイ!」と手を上げて大声で騒ぐ。
有明は慌てて周りの目を気にしながら口之津を静止した。
「駄目です!・・・あまり人を家に招くのは好きじゃないんです」
「いーいじゃないっスかぁあ!!それとも何スか?!
見られちゃヤバいモンでもあるんスか?!」
「そういうのじゃなくて・・・」
「私も行きたいですぅううーー!!」
有明にしがみつく口之津。
なぜか顔を抑えて泣き崩れるようにしゃがみこむ小浜。
ハタから見たらものすごい光景だ。
「~~~~~っ・・・
わかりました!!
わかりましたから!!
大人しくしてください!!」
―――しまった。
そう思ったときにはすでに遅く、口之津と小浜は顔を見合わせて喜んだ。
「ッキャーー!!」
「よっしゃーー!!」
「いいから静かに・・・ああもう・・・」
はしゃぐ二人を置いて重い足取りで同じ切符を3枚買いに行く有明だった。