有明先生と瑞穂さん
「え・・・あ・・・そう、なんです・・・か・・・」
小浜は拍子抜けしたのかだんだん声が小さくなっていく。
瑞穂も必死に頷いた。
「同じマンションなのは偶然なんですけど、生徒や他の先生方にバレてしまうと贔屓を疑われたり関係を怪しまれたりされかねないので最低限の人にしか教えてないんですよ」
「そ、そんなの・・・で、でも・・・おかしいわ・・・」
「何がですか?」
「だって・・・二人だけの秘密だなんて・・・。隠してるほうが怪しいじゃないですか・・・」
「いいえ、二人だけの秘密ではありませんよ。
さっきも言ったとおり『最低限』の人は知っています。
校長先生と・・・あとは愛野先生くらいですかね」
そこまで聞いて納得したのか小浜は黙り込む。
その反応を見て有明は畳み掛けるように言った。
「元々の性格もありますが僕が人を招きたくない理由のひとつはこれです。
まあ、小浜先生にバレてしまったのは仕方ありませんが・・・」
有明は言いながら小浜に一歩近づき首をかしげて微笑んだ。
「よろしければ小浜先生も、内緒・・・にしておいてくださいね」
「!」
人差し指を口に当てて「しぃっ」とした有明の顔を間近に見て、小浜の顔は一気に赤く染まった。
小浜は拍子抜けしたのかだんだん声が小さくなっていく。
瑞穂も必死に頷いた。
「同じマンションなのは偶然なんですけど、生徒や他の先生方にバレてしまうと贔屓を疑われたり関係を怪しまれたりされかねないので最低限の人にしか教えてないんですよ」
「そ、そんなの・・・で、でも・・・おかしいわ・・・」
「何がですか?」
「だって・・・二人だけの秘密だなんて・・・。隠してるほうが怪しいじゃないですか・・・」
「いいえ、二人だけの秘密ではありませんよ。
さっきも言ったとおり『最低限』の人は知っています。
校長先生と・・・あとは愛野先生くらいですかね」
そこまで聞いて納得したのか小浜は黙り込む。
その反応を見て有明は畳み掛けるように言った。
「元々の性格もありますが僕が人を招きたくない理由のひとつはこれです。
まあ、小浜先生にバレてしまったのは仕方ありませんが・・・」
有明は言いながら小浜に一歩近づき首をかしげて微笑んだ。
「よろしければ小浜先生も、内緒・・・にしておいてくださいね」
「!」
人差し指を口に当てて「しぃっ」とした有明の顔を間近に見て、小浜の顔は一気に赤く染まった。