有明先生と瑞穂さん
とりあえず瑞穂は布津の家までとぼとぼ歩く。
(せっかくデートだったのに・・・)
小浜の家もこのあたりだと言っていた。
後ろからついて来てはいないようだが有明からは携帯にも連絡が入らない。
とうとう、アポ無し・用無しで布津の家についてしまった。
(どうしよう・・・)
玄関の前でぼーっと突っ立っていると中から人の気配がして、瑞穂はアワアワと隠れる場所を探す。
しかしいい場所なんてそう見つかるはずもなく、玄関は勢いよく開けられた。
「いってきまーす!
・・・・・・って、何やってんの晴ちゃん」
「へ、ヘーイ小介くーん・・・」
布津の弟が変質者を見るような目で見ている。
「おーい、小介ぇ。お前財布忘れてるぞ・・・って瑞穂?何やってんだ?」
中からは布津が楽な家着姿で出てきた。
「う・・・うう~~布津~~~ぅ・・・」
「なんだ?どうした?」
「布津のバカーー!!」
「は?!なんだそれ?!」
「なんだ痴話喧嘩か。
近所の目も考えてもっと小さい声で頼むね。
じゃー俺行ってくるー」
顔は一緒なのに性格が全然似てない弟小介はそんな二人に動じることなく軽い足取りで出て行ってしまった。
(せっかくデートだったのに・・・)
小浜の家もこのあたりだと言っていた。
後ろからついて来てはいないようだが有明からは携帯にも連絡が入らない。
とうとう、アポ無し・用無しで布津の家についてしまった。
(どうしよう・・・)
玄関の前でぼーっと突っ立っていると中から人の気配がして、瑞穂はアワアワと隠れる場所を探す。
しかしいい場所なんてそう見つかるはずもなく、玄関は勢いよく開けられた。
「いってきまーす!
・・・・・・って、何やってんの晴ちゃん」
「へ、ヘーイ小介くーん・・・」
布津の弟が変質者を見るような目で見ている。
「おーい、小介ぇ。お前財布忘れてるぞ・・・って瑞穂?何やってんだ?」
中からは布津が楽な家着姿で出てきた。
「う・・・うう~~布津~~~ぅ・・・」
「なんだ?どうした?」
「布津のバカーー!!」
「は?!なんだそれ?!」
「なんだ痴話喧嘩か。
近所の目も考えてもっと小さい声で頼むね。
じゃー俺行ってくるー」
顔は一緒なのに性格が全然似てない弟小介はそんな二人に動じることなく軽い足取りで出て行ってしまった。