有明先生と瑞穂さん
「貴女って本当に性格悪いわね~・・・。
捻くれてるとか、陰湿だって言われない?
・・・それとも人前じゃ猫かぶってるから大丈夫なのかしらね。
どうしてこんなに噂が蔓延するか、本当にわからない?
・・・・・・間違いなく、事実だからよ」
――火のないところに煙は立たない。
ハッと気づいた瑞穂はまた心がズキリと痛む。
「小浜先生が疑われるようなことを言うからじゃないですか!
それに・・・さっき自分で有明先生だって疑うって・・・」
「その有明先生。
実は噂のことも、その噂のせいで貴女がどうなってるかも知ってるって言ったらどうする――・・・?」
「え・・・?!」
予想していなかった言葉に瑞穂は一瞬にして全身の血が引くのを感じた。
「私、昨日もここにいたのよね。
いつも放課後はここの掃除や洗濯を任されてるから」
そう言われて瑞穂は小浜が持っていたシーツやタオルに目をやった。
捻くれてるとか、陰湿だって言われない?
・・・それとも人前じゃ猫かぶってるから大丈夫なのかしらね。
どうしてこんなに噂が蔓延するか、本当にわからない?
・・・・・・間違いなく、事実だからよ」
――火のないところに煙は立たない。
ハッと気づいた瑞穂はまた心がズキリと痛む。
「小浜先生が疑われるようなことを言うからじゃないですか!
それに・・・さっき自分で有明先生だって疑うって・・・」
「その有明先生。
実は噂のことも、その噂のせいで貴女がどうなってるかも知ってるって言ったらどうする――・・・?」
「え・・・?!」
予想していなかった言葉に瑞穂は一瞬にして全身の血が引くのを感じた。
「私、昨日もここにいたのよね。
いつも放課後はここの掃除や洗濯を任されてるから」
そう言われて瑞穂は小浜が持っていたシーツやタオルに目をやった。