有明先生と瑞穂さん
「ウチぃ?言うまでもないね!有明先生!」


ただのファンとしての好意を持つ深江と違って有馬は本気だった。

そんな有馬は深江の目からは痛々しく見えた。
・・・ハタから見ればどっちも同じなのだが。


「本気で狙ってるんだぁ」


そう嘲笑する深江を見て「何とでも言いなさい」と得意げな顔を見せた。


「えぇ、有馬マジだったんだ?!でも大人が高校生とか相手にしなくね?!」

「そんなことないー!!」

ガンッ!!

「いて!!」


有馬は布津の頭をグーで殴る。


「だってアイツ確かに先生の中じゃ若いけど俺らと6歳も離れてるんだぜ?!」

「えー、今時それくらいたいした差じゃないよお」

「そ、そうなの?」


瑞穂も食いつく。
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