有明先生と瑞穂さん
「有明は?まだ仕事終わんないのかな?ずっと待ってるんだけど」
国見も仕事を終わらせてここに来たのか、それなりの格好をしている。
「・・・変な嘘はやめてよ」
「嘘なんてついてないわよー。
有明を待ってるのは本当だもの。
・・・まあ、アナタにも会いたかったんだけどね」
小浜は眉間にシワを寄せた。
・・・苦手だ。
こういうタイプが一番苦手。
まわりに流されない。影響されない。恐れない。自分しか信じない。
一番扱いづらいのだ。
「有明先輩から全部聞いているんでしょう?」
「ウン。だからここに来たんじゃない。
どうせだったらこうやって他の先生達にも顔見せてた方が説得力あるでしょ~?」
今まで何かと理由をつけて学校に来ていたのはそれが理由だ。
有明が何も言わないのも、それを承諾してのことだったのだ。
「フン。付き合ってるなんてよくそんな嘘・・・」
「あらァ、でもみんな信じたでしょ?
小浜チャンも一瞬くらい信じたんじゃない?
高校の頃は特にアタシと有明とタケルは仲良くつるんでたもの~」
「そんなことを言いに来たの?!」
小浜が声をあげると国見は「アラ怖い!」とわざとらしく両手をあげた。
そのひょうきんな行動ひとつひとつはどれも全く嫌味を感じないのに、それが余計に小浜を腹立たせる。
「まあまあ。
小浜チャンは計画を台無しにされたアタシのこと嫌いかもしれないけどさ、アタシは別に小浜チャンのこと好きでも嫌いでもないからそんなに噛みつかないでよ!」
国見の言葉は嘘ではないだろう。
こういう性格の人間がいるんだと知っていて、自分の周りの人間が被害に合っていても直接自分に害がなければ特別な感情を抱くことはない。
「じゃあ何?!説教でもしに来たの?!
別に私とアンタはそういう仲でも何でもないでしょ?!
高校の頃だって一言も会話したことないわよね?!
そういうの余計なお世話なんだけど!」
本性を隠すことなくさらけ出す小浜に国見は驚くことなく笑って返す。
「アハハハ!先輩相手にナマイキ~!」
「ウルサイわね!拾うトコそこじゃないでしょ!!」
国見も仕事を終わらせてここに来たのか、それなりの格好をしている。
「・・・変な嘘はやめてよ」
「嘘なんてついてないわよー。
有明を待ってるのは本当だもの。
・・・まあ、アナタにも会いたかったんだけどね」
小浜は眉間にシワを寄せた。
・・・苦手だ。
こういうタイプが一番苦手。
まわりに流されない。影響されない。恐れない。自分しか信じない。
一番扱いづらいのだ。
「有明先輩から全部聞いているんでしょう?」
「ウン。だからここに来たんじゃない。
どうせだったらこうやって他の先生達にも顔見せてた方が説得力あるでしょ~?」
今まで何かと理由をつけて学校に来ていたのはそれが理由だ。
有明が何も言わないのも、それを承諾してのことだったのだ。
「フン。付き合ってるなんてよくそんな嘘・・・」
「あらァ、でもみんな信じたでしょ?
小浜チャンも一瞬くらい信じたんじゃない?
高校の頃は特にアタシと有明とタケルは仲良くつるんでたもの~」
「そんなことを言いに来たの?!」
小浜が声をあげると国見は「アラ怖い!」とわざとらしく両手をあげた。
そのひょうきんな行動ひとつひとつはどれも全く嫌味を感じないのに、それが余計に小浜を腹立たせる。
「まあまあ。
小浜チャンは計画を台無しにされたアタシのこと嫌いかもしれないけどさ、アタシは別に小浜チャンのこと好きでも嫌いでもないからそんなに噛みつかないでよ!」
国見の言葉は嘘ではないだろう。
こういう性格の人間がいるんだと知っていて、自分の周りの人間が被害に合っていても直接自分に害がなければ特別な感情を抱くことはない。
「じゃあ何?!説教でもしに来たの?!
別に私とアンタはそういう仲でも何でもないでしょ?!
高校の頃だって一言も会話したことないわよね?!
そういうの余計なお世話なんだけど!」
本性を隠すことなくさらけ出す小浜に国見は驚くことなく笑って返す。
「アハハハ!先輩相手にナマイキ~!」
「ウルサイわね!拾うトコそこじゃないでしょ!!」