有明先生と瑞穂さん
「「「は?」」」


布津はビシッと体育教師を指差す。


「ここから走って一番にきんに君(教師あだ名)にタッチな!」


「え…ヤダ…」

「わーー!!やるやるぅー!」

瑞穂の拒否を遮り深江がはしゃいでピョンピョンはねた。

「えぇ、ちょっ」

「ふひひひ!ぜってービビるよきんに君」

有馬も乗り気だ。


「いちについてぇーーー!!」

「私はやらない…」

「ビリは購買部でジュースみんなにおごりな!」

「うぇ?!」


「よーい…どんっ!!!」


布津の掛け声にいっせいに走りだす。

「えぇー?!ちょっとまっ…」
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