有明先生と瑞穂さん
次の日の有明先生と瑞穂さん
「晴、大丈夫?学校休む?」


・・・休みたいのは山々だ。

「熱はないみたいだけど風邪のひきはじめかしらね。」


確かに熱っぽいけど原因は別にある。


「大丈夫だよお母さん」

重い体を起こして制服に腕を通す。




瑞穂は生まれて今まで『告白』をされたことがない。

だから昨日のできごとは衝撃的だった。

『先生』という存在なんて世の中の大人の一人でしかなく、そういう対象で見たこともなければ見られたこともなかった。



(ああ・・・我ながらこんなことで体に影響が出てしまうなんて情けない)
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