有明先生と瑞穂さん
「・・・」
「・・・」
「・・・」


「えっ何？」


瑞穂が立ち上がると布津・深江・有馬の視線が突き刺さる。


「…なんつか…ほんとだね」

「だろ？別に悪くはないけど初めて私服見たとしても気にしないレベルだろ」

「…晴ちゃん、今日くらい見栄でオシャレしてこようとは思わなかったの？それともそれが全力なの？」



（ああ…私のために今日の予定がたてられたのにもう忘れてた）


「あー、そういえば晴ちゃん私服普通だね。悪くないけど、普通だね」

加津佐まで顎に手をあてマジマジと瑞穂を見る。



（みんなボロクソ言い過ぎ…）


なんだか悲しくなる瑞穂だった。



その後有馬や深江が進める店をみんなで入ってあーでもないこーでもないとワイワイ過ごす。

男性陣はつまらないかと思いきや…


「いやー男としてはやっぱこっちっしょ」

「いやいや待てよ布津！こういうのもまた違って…」


意外にノリノリである。


（似た者同士仲よくなってるし…）


仲良くなればなるほど有明先生のことでボロがでないか不安になる瑞穂だったが偶然なのか意外としっかりしてるのか心配するようなことは起きなかった。
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