有明先生と瑞穂さん
前とはいつのことだろう。
全然心当たりがない。
「瑞穂さんって、頭の中でとめどなくいろんなこと考えてる子ってイメージだったんだけど、前に偶然君が一人で星をぼーっと眺めてるのを数回見かけたことがあってね。
ああ、この子はこうやって一度頭をからっぽにして整理するんだなーって思って見てた。」
「憶測でしかないんだけれど」と有明先生は言うが瑞穂は否定できなかった。
特別星が好きとかそういうわけではないけれど、言われてみれば自分はよく星を見つけるとぼーっと眺めてしまうことがよくある。
本当は頭の中で悩んだってどうしようもないこととか自分のこと、周りの人たち、社会のことなんかを悶々と考えちゃうクソ真面目な人間で、考えてるのは自分なのにたまにそれに疲れちゃって日曜日なんかはぼーっとすごす。
言われてみれば星を見る時も頭をからっぽにしてるかも…。
自分でも気づかなかったようなことをこんなに見られてたのかと恥ずかしくなる。
全然心当たりがない。
「瑞穂さんって、頭の中でとめどなくいろんなこと考えてる子ってイメージだったんだけど、前に偶然君が一人で星をぼーっと眺めてるのを数回見かけたことがあってね。
ああ、この子はこうやって一度頭をからっぽにして整理するんだなーって思って見てた。」
「憶測でしかないんだけれど」と有明先生は言うが瑞穂は否定できなかった。
特別星が好きとかそういうわけではないけれど、言われてみれば自分はよく星を見つけるとぼーっと眺めてしまうことがよくある。
本当は頭の中で悩んだってどうしようもないこととか自分のこと、周りの人たち、社会のことなんかを悶々と考えちゃうクソ真面目な人間で、考えてるのは自分なのにたまにそれに疲れちゃって日曜日なんかはぼーっとすごす。
言われてみれば星を見る時も頭をからっぽにしてるかも…。
自分でも気づかなかったようなことをこんなに見られてたのかと恥ずかしくなる。