有明先生と瑞穂さん
先生の顔が見れない。
私を見ているのか、
それともまた表情がわからないように前を向いてるのか。
見てみたかったが恥ずかしくて顔があがらない。
暗い夜道だけど、もし誰か知ってる人に見られたら…?
だけど手を振りほどくこともできなかった。
心臓がうるさい。
ドキドキドキドキドキドキ
(いや、そんな綺麗な音なんかじゃない)
いっそ蹴り上げるような
(もう、ドコドコドコドコうるっさい!)
ぎゅっと目をつむり、気持ちを落ち着かせる。
(ああ、手が汗ばんでるのに)
先生は今何を思ってるだろうか。
触れ合ってるのにわからない。
「ぁ、あの…」
勇気を出して出た声はひっくり返っていて余計に瑞穂を動揺させた。
有明先生が振り向いた、
ような気がする。
(顔なんて見れない)
私を見ているのか、
それともまた表情がわからないように前を向いてるのか。
見てみたかったが恥ずかしくて顔があがらない。
暗い夜道だけど、もし誰か知ってる人に見られたら…?
だけど手を振りほどくこともできなかった。
心臓がうるさい。
ドキドキドキドキドキドキ
(いや、そんな綺麗な音なんかじゃない)
いっそ蹴り上げるような
(もう、ドコドコドコドコうるっさい!)
ぎゅっと目をつむり、気持ちを落ち着かせる。
(ああ、手が汗ばんでるのに)
先生は今何を思ってるだろうか。
触れ合ってるのにわからない。
「ぁ、あの…」
勇気を出して出た声はひっくり返っていて余計に瑞穂を動揺させた。
有明先生が振り向いた、
ような気がする。
(顔なんて見れない)