有明先生と瑞穂さん
うずくまって痛がる二人を呆然と見ている有明先生。


「なっ・・・なにが・・・」

「瑞穂っ・・・石頭すぎ・・・っ」


「だ、大丈夫?二人とも」


「え?!わっ・・・有明先生!」

瑞穂は有明の存在に気づいて慌てる。

布津ははっとして有明の方を振向く。

その顔は青ざめて若干涙目になり何かを訴えていた。


『さっきのことは言わないで!』

と必死に目が訴えている。

「あー・・・」

有明先生は布津に苦笑いで返した。


「ていうか布津っ、何してんの?!」

「えっ、いやっ別に・・・」

「あれ・・・つーか今何時・・・えっ?!4時前?!」
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