有明先生と瑞穂さん
瑞穂はその中に布津の姿を見つける。

布津はいつもと変わらずに楽しそうに他の部員と話している。


(他の人には…何も変わらないのに…。
やっぱり…)




瑞穂の胸の中に小さな光がいつもひっそり光っている。


この光があるからどんなに暗くなっても躓かないで歩ける
『私のあかり』。

消えることのないはずだったその光は何の前触れもなく、チカチカと光を途切れさせ弱い光に変わっていく。



足元が暗くなっていく。

これでは前に進めない。



知らなかった、本当は




こんなにも大きな光だったなんて―――





視界がゆがむ。


だめだ、だめだと思ってもどんどん溢れ出る。



「・・・ふつ・・」
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