有明先生と瑞穂さん
頑丈な体

びくともしない程の強い力


いつの間にかこんなに差ができていた――。




「瑞穂、ちっせぇ」


抱きしめたまま布津が呟く。
今どんな顔をしているのだろう。


気にしたことなかったけど、こんなに近づいたのは
こんなに触れ合ったのは

いつぶりだろう――。




・・・初めてかもしれない。





「・・・好きだ、瑞穂」



胸がどくんと音を立てた。




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