有明先生と瑞穂さん
「いっ、痛いよ布津」

「ごめん!」

言いながらも力は緩めない。


「・・・私今まで全然気づかなくて」

「そうだよ!」

力強く答えた。


「バカ瑞穂!
全然俺の気持ちなんか気づかないで、俺がお前を見放したり裏切ったりするわけないだろ?」





瑞穂の胸の中の光が
大きく 大きく 育つ





「・・・ありがと」


小さな声で答えると布津は嬉しそうに笑った。
< 326 / 1,252 >

この作品をシェア

pagetop