有明先生と瑞穂さん
(つか麗しって・・・古・・・)



(有明先生かぁ)


瑞穂は内心、ドキリとする。

今日一度授業で姿を見たが変わらず普通だった。


でも特に目を合わせたわけでも何か話したわけでもない。



「相変わらずどんなに誘ってもOKくれないしー」

「当たり前だろ。高校生と遊ぶかよ」

有馬は布津をギラリと睨みつけた。


「・・・はぁ、有明ねぇ」


意味ありげに布津は呟く。



布津が何かに感づいてることも瑞穂は気がかりだった。


「なーんの進展もないんだもん。もう何でもいいからどっかにいい男転がってないかなー」


(どんなにいい男でもそこらへんに転がってたらナシだな・・・)
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