有明先生と瑞穂さん
ふと脱衣所の鏡のある洗面台の棚に手をやると眼鏡がないことに気づいた。
(そうか、あの時はじき飛んでそのままだったな)
どうりで見えにくいと思った、と服を着て軽く髪を拭きながら寝室へと向かった。
廊下からは見えないが居間からテレビの音が聞こえない。
(テレビでも見ててって言えばよかったかな。
瑞穂さん遠慮してつけてないのかも・・・)
そんなことを考えながらガチャリと寝室のドアを開けた。
「えっ・・・?!」
居間にいるはずの瑞穂はそのまま有明先生のベッドで横になっていた。
(眠ってる・・・?)
扉側に背を向けているのでもしかしたら横になっているだけかもしれない、とそっと近づき顔を覗き込んだ。
「やっぱり寝てる・・・」
よくあんなことがあった場所ですぐに眠れるものだと唖然とした。
よく見ると有明の眼鏡を握り締めている。
気づいて持っていてくれたらしい。
(そうか、あの時はじき飛んでそのままだったな)
どうりで見えにくいと思った、と服を着て軽く髪を拭きながら寝室へと向かった。
廊下からは見えないが居間からテレビの音が聞こえない。
(テレビでも見ててって言えばよかったかな。
瑞穂さん遠慮してつけてないのかも・・・)
そんなことを考えながらガチャリと寝室のドアを開けた。
「えっ・・・?!」
居間にいるはずの瑞穂はそのまま有明先生のベッドで横になっていた。
(眠ってる・・・?)
扉側に背を向けているのでもしかしたら横になっているだけかもしれない、とそっと近づき顔を覗き込んだ。
「やっぱり寝てる・・・」
よくあんなことがあった場所ですぐに眠れるものだと唖然とした。
よく見ると有明の眼鏡を握り締めている。
気づいて持っていてくれたらしい。