有明先生と瑞穂さん
心地よい感覚。


思わず目を閉じる。



このままでは眠ってしまう。


まだ居間や廊下の電気がつけっぱなしだったのに…


いや、それよりも
このまま瑞穂さんの隣で眠ってしまうわけには――…




不思議な程に濃い眠気が遅い、そのまま墜ちるように眠りについた。





(こっちを向いて)

(こっちを向いて)

(こっちを向いて)



(俺を見て―…)






(俺だけを 見 て ―― )




夢を見た。



己の醜い欲望におぼれる夢を――




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