有明先生と瑞穂さん
「くしゅっ」
小さな音が聞こえて有明先生は目が覚めた。
「…さむっ」
夏とは言え、朝方は少し寒い。
夕べ知らない間に布団を蹴っ飛ばしてしまったんだろうか。
目を閉じたまま手探りで布団を探す。
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・あっ!!」
――そうだ、瑞穂さん!!
思い出し、急に目が覚め飛び起きる。
カーテンからもれる光がもう夜ではないことを告げている。
(やばい…!!)
はっとして隣を見ると体を縮こまらせて瑞穂が眠っている。
さっきのくしゃみは瑞穂のものだ。
肝心の布団はベッドの下に落ちていた。
慌てて時計を確認する。
朝8:00――――
「~~~~~っ!!」
顔面蒼白・・・
確か門限は夜11時だったはず。
そうでなくとも朝帰り。
これは・・・やばい。
サーーっと血の気が引いていく…。
「みっ、瑞穂さん!!」
隣で眠る瑞穂を揺り起こす。
「んーー、んん~~?」
当の本人は眉をしかめて目を擦り、反応はするものの、暢気そうに起きる気配がない。
小さな音が聞こえて有明先生は目が覚めた。
「…さむっ」
夏とは言え、朝方は少し寒い。
夕べ知らない間に布団を蹴っ飛ばしてしまったんだろうか。
目を閉じたまま手探りで布団を探す。
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・あっ!!」
――そうだ、瑞穂さん!!
思い出し、急に目が覚め飛び起きる。
カーテンからもれる光がもう夜ではないことを告げている。
(やばい…!!)
はっとして隣を見ると体を縮こまらせて瑞穂が眠っている。
さっきのくしゃみは瑞穂のものだ。
肝心の布団はベッドの下に落ちていた。
慌てて時計を確認する。
朝8:00――――
「~~~~~っ!!」
顔面蒼白・・・
確か門限は夜11時だったはず。
そうでなくとも朝帰り。
これは・・・やばい。
サーーっと血の気が引いていく…。
「みっ、瑞穂さん!!」
隣で眠る瑞穂を揺り起こす。
「んーー、んん~~?」
当の本人は眉をしかめて目を擦り、反応はするものの、暢気そうに起きる気配がない。