有明先生と瑞穂さん
しばらくすると奥からさっきの女性と同じような格好をした加津佐が嬉しそうに駆け寄ってきた。
首もとの開いた黒のワイシャツ、黒のパンツに赤い前掛けエプロン、そして腰にはいろんなものを入れるポーチのようなものが下がっていていつもの加津佐と違い大分大人っぽい。
「おお!有明がうち来るって珍しいじゃん!!もしかしてカット?!」
加津佐の仕事は美容師だった――。
二人が会話する後ろで驚きのあまり口をぽかんと開けたまま固まる瑞穂。
「違うよ、お前の彼女がうちに見舞いに来てくれたからこれ返そうと思って」
そんなやりとりをしていると少し間を置いて加津佐は後ろで固まる瑞穂に気づいた。
「あれー?!晴ちゃんじゃん!来てくれたの?!」
「えぅ・・・は、はい」
口を開けば同じ加津佐なのだがいつもと違いすぎてどう接すればいいのかわからない。
それだけいつもよりずっと大人に見えるのだ。
加津佐は口を開かなければ実はそこそこイケるんじゃないかと改めて気づく。
首もとの開いた黒のワイシャツ、黒のパンツに赤い前掛けエプロン、そして腰にはいろんなものを入れるポーチのようなものが下がっていていつもの加津佐と違い大分大人っぽい。
「おお!有明がうち来るって珍しいじゃん!!もしかしてカット?!」
加津佐の仕事は美容師だった――。
二人が会話する後ろで驚きのあまり口をぽかんと開けたまま固まる瑞穂。
「違うよ、お前の彼女がうちに見舞いに来てくれたからこれ返そうと思って」
そんなやりとりをしていると少し間を置いて加津佐は後ろで固まる瑞穂に気づいた。
「あれー?!晴ちゃんじゃん!来てくれたの?!」
「えぅ・・・は、はい」
口を開けば同じ加津佐なのだがいつもと違いすぎてどう接すればいいのかわからない。
それだけいつもよりずっと大人に見えるのだ。
加津佐は口を開かなければ実はそこそこイケるんじゃないかと改めて気づく。