有明先生と瑞穂さん
「でもアイツがここ数日へこんでた時はフラれたのかなって思ってたんだけどな」


あながち間違いではない。
有明先生からしてみれば振られたと思っていたのだから。



「私告白されたりとかそういうの自体初めてで・・・なんかまだよく自分の気持ちとかわかんないんですよね」


「ふーん」

そう言いながらシャワーが終わるといい香りがして、トリートメントがつけられたのだとわかる。



「うーん、でも有明の親友としても俺は応援したいよ!」


「先生を、ですか?」


「いや、布津を。
有明も好きな子を取られる気持ちを味わえばいいんだよ!!」


「あっははは!」

他人事のように笑ったがよく考えればそれを左右するのは自分だった。
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