有明先生と瑞穂さん
「今日はありがとうございました。
今度またカットに来ますね」
「こっちこそ来てくれてありがとー!」
「そうだ瑞穂チャン、携帯番号交換しよ。
今度遊ぶ時はアタシも混ぜてよ」
「えー!いいんですかぁー?!やったー!」
そのやり取りを見て有明先生は
「ずいぶん国見に懐いたな」
と驚いていた。
加津佐達と別れて眼鏡屋へ戻る道――
先程の有明先生の反応を思い出し、実はこの化粧も髪も似合ってないのではないかという不安に駆られて周りの目が恥ずかしくなってきた。
(あれ・・・なんか通り過ぎる人がみんな『プププ見てあれダサーイ』とか言ってるような気がする・・・!)
瑞穂の頭は被害妄想で一杯になる。
(いやいや・・・誰もそこまで私のこと見てないって・・・)
有明先生は自分の後ろを歩いている。
どんな顔してるんだろうか。
どう思ってるんだろうか。
(実はあんまり化粧とか髪型とかどうでもいいのかな?)
振向きたいのに振り向けない。
今度またカットに来ますね」
「こっちこそ来てくれてありがとー!」
「そうだ瑞穂チャン、携帯番号交換しよ。
今度遊ぶ時はアタシも混ぜてよ」
「えー!いいんですかぁー?!やったー!」
そのやり取りを見て有明先生は
「ずいぶん国見に懐いたな」
と驚いていた。
加津佐達と別れて眼鏡屋へ戻る道――
先程の有明先生の反応を思い出し、実はこの化粧も髪も似合ってないのではないかという不安に駆られて周りの目が恥ずかしくなってきた。
(あれ・・・なんか通り過ぎる人がみんな『プププ見てあれダサーイ』とか言ってるような気がする・・・!)
瑞穂の頭は被害妄想で一杯になる。
(いやいや・・・誰もそこまで私のこと見てないって・・・)
有明先生は自分の後ろを歩いている。
どんな顔してるんだろうか。
どう思ってるんだろうか。
(実はあんまり化粧とか髪型とかどうでもいいのかな?)
振向きたいのに振り向けない。