有明先生と瑞穂さん
「すみません・・・」
慌てて目をそらして店の前に立つと自動ドアが開き、瑞穂が一歩踏み出した。
と、後ろから指が伸びてきて
さらり、と瑞穂の髪に指を通す。
「!!」
なんてことない1秒の動作なのに心臓がドキンと跳ね、思わず勢いよく振向くと、嬉しそうな顔をして笑う有明先生と目が合った。
「・・・!」
きゅうっと胸が締め付けられると同時に全てを見透かされているようで恥ずかしくなる。
その後も別に瑞穂の髪や化粧の話になることはなかったのだが、たったそれだけのことでまるで『似合ってるよ』とか『かわいいよ』なんて言われたような気分になってしまった。
慌てて目をそらして店の前に立つと自動ドアが開き、瑞穂が一歩踏み出した。
と、後ろから指が伸びてきて
さらり、と瑞穂の髪に指を通す。
「!!」
なんてことない1秒の動作なのに心臓がドキンと跳ね、思わず勢いよく振向くと、嬉しそうな顔をして笑う有明先生と目が合った。
「・・・!」
きゅうっと胸が締め付けられると同時に全てを見透かされているようで恥ずかしくなる。
その後も別に瑞穂の髪や化粧の話になることはなかったのだが、たったそれだけのことでまるで『似合ってるよ』とか『かわいいよ』なんて言われたような気分になってしまった。