有明先生と瑞穂さん
次の日の帰り道―――
国見との約束通り駅の近くの喫茶店へ向かう。
昨日まで布津達が一緒に行きたいとうっとおしかったがうまく振り切った。
(・・・つーか布津は部活サボりすぎだっての)
ショーウィンドウに映る自分の姿に『制服姿は子供っぽくないだろうか』と不安を感じたり、前髪を直してみたりしながらウキウキとした足取りで歩く。
自分では気づかないがそれはまるで有明先生の時よりもデートっぽい。
喫茶店に着くと国見が来てないことを確認し、適当に窓際に座って『着きました』とメールを送った。
「おーい、瑞穂チャン」
その直後に遠くから声を掛けられ、顔を上げると日曜会った時とは違い、大人っぽい私服姿の国見が手を振っていた。
「ゴメンね、待った?」
「いえ!今来たとこです」
本当にベタなデートのようだ。
(ああ・・・国見さん、黒でまとめた私服姿もセクシーで大人っぽくって素敵!)
国見との約束通り駅の近くの喫茶店へ向かう。
昨日まで布津達が一緒に行きたいとうっとおしかったがうまく振り切った。
(・・・つーか布津は部活サボりすぎだっての)
ショーウィンドウに映る自分の姿に『制服姿は子供っぽくないだろうか』と不安を感じたり、前髪を直してみたりしながらウキウキとした足取りで歩く。
自分では気づかないがそれはまるで有明先生の時よりもデートっぽい。
喫茶店に着くと国見が来てないことを確認し、適当に窓際に座って『着きました』とメールを送った。
「おーい、瑞穂チャン」
その直後に遠くから声を掛けられ、顔を上げると日曜会った時とは違い、大人っぽい私服姿の国見が手を振っていた。
「ゴメンね、待った?」
「いえ!今来たとこです」
本当にベタなデートのようだ。
(ああ・・・国見さん、黒でまとめた私服姿もセクシーで大人っぽくって素敵!)