有明先生と瑞穂さん

「国見さんも、有明先生や加津佐さんと同じように高校からのお付き合いなんですか？」


「そーだよー。三人とも一年からの付き合いなんだ」


「長い付き合いっていいですねー。
でも加津佐さんが有明先生の家に入り浸ってて何も思わないんですか･･･？

国見さんより有明先生といる時間の方が長いみたいじゃないですか」


「あはは、それ友達からもよく言われるんだよねー！」


国見と会う前から思っていた疑問だが、本当はわざわざ聞かなくても国見の性格を見ていればなんとなくわかるような気はする。


「まあ別にいいんじゃない？
あのウルッサイ男と四六時中一緒はウザイじゃん？
むしろ有明ドンマイーみたいな」

「あはは！それはわかるような」


加津佐も国見も有明先生に懐いている。
なんだかそんな関係がかわいらしい。

もしかしたら有明先生なくしてこの二人はないのかもしれない。