有明先生と瑞穂さん
足音がして自分のベッドの前のカーテンに人影ができる。
「瑞穂さん開けるよ」
「ぅぁ・・・はいぃ!」
勢いよく飛び起きると先ほど打った頭が痛んだがそれどころではない。
シャッとカーテンが開かれ今日初めて目が合う。
今日はこの人のことばかりが頭にあったのに、初めて視線を交わすのだ。
そんな瑞穂を見て彼はニコリと静かに笑う。
「具合でも悪いんですか?大丈夫?」
「・・・・・・」
言葉にならないでいると保健医が
「頭を打っちゃったみたいなんですよー」
と遠くから説明する。
(いやむしろ今すぐにでも壁に頭を打ち付けて気でも失ってしまいたい・・・)
「瑞穂さん開けるよ」
「ぅぁ・・・はいぃ!」
勢いよく飛び起きると先ほど打った頭が痛んだがそれどころではない。
シャッとカーテンが開かれ今日初めて目が合う。
今日はこの人のことばかりが頭にあったのに、初めて視線を交わすのだ。
そんな瑞穂を見て彼はニコリと静かに笑う。
「具合でも悪いんですか?大丈夫?」
「・・・・・・」
言葉にならないでいると保健医が
「頭を打っちゃったみたいなんですよー」
と遠くから説明する。
(いやむしろ今すぐにでも壁に頭を打ち付けて気でも失ってしまいたい・・・)