有明先生と瑞穂さん
パンをむさぼる布津の向かいに座って弁当を広げると、自分は三つもパンを持っているくせに弁当に興味津々で覗き込んでくる。
「ちょっと、やらないからね」
「その肉頂戴!肉!」
「・・・・」
こうなってはもう聞かない。
それにプリンも買ってもらったし、そのお礼だ―・・・。
瑞穂は諦めて肉をひとつかみ布津の口へ放り込んだ。
ひっそり心の中で
(瑞穂に食べさせてもらった!)
と喜ぶ布津の顔は瑞穂からはただおいしいと悦に浸る顔にしか映らない。
「あっ!もしかして弁当って瑞穂の手作り?!」
「そうだけど、残念。
お肉は昨日の残り。あとは冷凍食品詰めただけ」
「何だよー、色気ねーな」
「朝からそんなきっちり作る暇ないよ」
相変わらずバクバクとよく食べる布津を見て関心しながら自分も弁当を食べた。
「・・・布津とこうやって二人だけで一緒にいるのも久しぶりだね」
「んごほぉっ!!!ゲホッゴホッ!!!」
「うわっ?!何?!」
布津は突然瑞穂の言葉に反応しむせ返す。
「ちょっと、やらないからね」
「その肉頂戴!肉!」
「・・・・」
こうなってはもう聞かない。
それにプリンも買ってもらったし、そのお礼だ―・・・。
瑞穂は諦めて肉をひとつかみ布津の口へ放り込んだ。
ひっそり心の中で
(瑞穂に食べさせてもらった!)
と喜ぶ布津の顔は瑞穂からはただおいしいと悦に浸る顔にしか映らない。
「あっ!もしかして弁当って瑞穂の手作り?!」
「そうだけど、残念。
お肉は昨日の残り。あとは冷凍食品詰めただけ」
「何だよー、色気ねーな」
「朝からそんなきっちり作る暇ないよ」
相変わらずバクバクとよく食べる布津を見て関心しながら自分も弁当を食べた。
「・・・布津とこうやって二人だけで一緒にいるのも久しぶりだね」
「んごほぉっ!!!ゲホッゴホッ!!!」
「うわっ?!何?!」
布津は突然瑞穂の言葉に反応しむせ返す。