有明先生と瑞穂さん
「うまいか?」
「んー、すっごくおいしい」
「そっか、よかった。俺も食お」
プリンのおかげで変な空気が解けた・・・と思ったのだが――。
「瑞穂って・・・あの後有明から何か言われたりした・・・?」
「・・・・!」
布津が言う『あのあと』とは中庭で布津に抱きしめられたところを有明に目撃されたところを差す。
正直『何か言われた』なんてレベルではなかったのだが・・・
そんなこと言えるわけがない。
「ううん、何も」
「ふーん・・・」
「・・・布津も何も言われなかったんでしょ?」
布津は答えずに、肘をついたまま一度だけ瑞穂を見上げた。
「・・・布津?」
「・・・ん、何も言われてねえ」
間に一瞬ドキっとしたが、何もないと聞いてほっとした。
「でも・・・なんか変だと思うのは俺だけか?瑞穂」
「んー、すっごくおいしい」
「そっか、よかった。俺も食お」
プリンのおかげで変な空気が解けた・・・と思ったのだが――。
「瑞穂って・・・あの後有明から何か言われたりした・・・?」
「・・・・!」
布津が言う『あのあと』とは中庭で布津に抱きしめられたところを有明に目撃されたところを差す。
正直『何か言われた』なんてレベルではなかったのだが・・・
そんなこと言えるわけがない。
「ううん、何も」
「ふーん・・・」
「・・・布津も何も言われなかったんでしょ?」
布津は答えずに、肘をついたまま一度だけ瑞穂を見上げた。
「・・・布津?」
「・・・ん、何も言われてねえ」
間に一瞬ドキっとしたが、何もないと聞いてほっとした。
「でも・・・なんか変だと思うのは俺だけか?瑞穂」