有明先生と瑞穂さん
顔を上げれば未だに赤くなり緊張した面持ちの布津。
そういえば一瞬でうるさかった心音が消えた。
相変わらず布津の全身から全ての感情が伝わってくるが同調できない。
というよりも―――
(なんだろう、ちょっと腹立ってきた・・・)
布津も無反応で冷めた目をした瑞穂に気づいて「あれ?」と首をかしげる。
「み、瑞穂・・・?」
「さいてー・・・」
「え・・・」
「最低。死ね」
「し、死ね?!」
「死ね」
「えええええ俺そんな言われるまでのこと言った?!」
数秒前まで振りほどけないと思っていた手を冷たく叩き落とし、眉間にシワを寄せ深いため息をついて食べかけのプリンに手を伸ばす。
(ええええ?!今までの空気って絶対そうだったよな?!
何で瑞穂いきなりキレてんの?!
わけわかんねー!)
(はあ・・・・・・アホらし。疲れた)
そういえば一瞬でうるさかった心音が消えた。
相変わらず布津の全身から全ての感情が伝わってくるが同調できない。
というよりも―――
(なんだろう、ちょっと腹立ってきた・・・)
布津も無反応で冷めた目をした瑞穂に気づいて「あれ?」と首をかしげる。
「み、瑞穂・・・?」
「さいてー・・・」
「え・・・」
「最低。死ね」
「し、死ね?!」
「死ね」
「えええええ俺そんな言われるまでのこと言った?!」
数秒前まで振りほどけないと思っていた手を冷たく叩き落とし、眉間にシワを寄せ深いため息をついて食べかけのプリンに手を伸ばす。
(ええええ?!今までの空気って絶対そうだったよな?!
何で瑞穂いきなりキレてんの?!
わけわかんねー!)
(はあ・・・・・・アホらし。疲れた)