有明先生と瑞穂さん
車は走り出す。
特に話すことはない。
そこ15分程の距離だが長く感じて落ち着かない。
瑞穂は気づかれないように横目でチラリと有明を見た。
昨日あんなことがあったのに二人きりでもいつもと変わらない彼に記憶喪失なんだろうかと斜め上の疑問すら抱いてしまう。
と、突然彼が口を開いた。
「頭・・・」
「うぇ?!あ、はい!」
「どうして打ったの?」
「あ・・・えっとこれは・・・」
少し恥ずかしかったが出来事を話すとクスっと有明が笑った。
つられて瑞穂も「アハハ…」とぎこちない笑いを返す。
特に話すことはない。
そこ15分程の距離だが長く感じて落ち着かない。
瑞穂は気づかれないように横目でチラリと有明を見た。
昨日あんなことがあったのに二人きりでもいつもと変わらない彼に記憶喪失なんだろうかと斜め上の疑問すら抱いてしまう。
と、突然彼が口を開いた。
「頭・・・」
「うぇ?!あ、はい!」
「どうして打ったの?」
「あ・・・えっとこれは・・・」
少し恥ずかしかったが出来事を話すとクスっと有明が笑った。
つられて瑞穂も「アハハ…」とぎこちない笑いを返す。